二十年以上靴と 向き合ってきた男
佐賀県では数少ない靴職人として、20年以上のキャリアを積み重ねてきた「NIHIL」の代表。職人であり、デザイナーである彼は、一足一足にかける思いは誰にも負けない自負があります。多くの靴工房が分業や流れ作業で大量に作られ、簡単に消費されていく中で、NIHILでは全ての工程を一人の職人が請け負います。一見非効率に見えるその手間と時間のかかる工法ですが、その工程を経てしか得られない「あなただけの一足」を実現させるために、これからもNIHILはその不器用にも見える製法をこつこつと続けていくのです。
【メッセージ】 オーダーメイド靴の魅力とは、まず第一に「既製品では決して味わえないフィット感」です。自分にフィットした靴を使用することで、無駄な動きと力みが抑えられ、長時間歩いたり立ったままでも疲れにくくなります。逆に、自分に合わない靴を長期使用すると、身体バランスの崩れ姿勢が悪くなる原因にもなるのです。靴とは、誰もが日常生活をおくる上では切っても切れない関係であるにも関わらず、その重要性をご存知でない方が多いのが現状です。オーダーメイド靴の魅力をより多くの人に知っていただくために、日々お客様と真摯に向き合い技術を高めることができるよう努めております。
【プロフィール】 1978年11月 佐賀県に生まれる 1996年8月 シューズデザイナーのミハラヤスヒロを知り、シューズデザインの魅力に触れる 1999年04月 有限会社ユニバーサルシューズ クリヤマで手製靴に従事 2000年04月 有限会社清屋商店に入社(リペアクリーン イオン佐賀大和店、店長として靴修理に従事) 2005年10月 株式会社かがみ かがみ式靴型単個設計を受講(靴型研究第一人者:各務房男氏に師事) 2006年03月 株式会社かがみ かがみ式靴型単個設計を修了 2007年04月 オーダーメイド靴の専門店 NIHIL bespoke shoe(ニヒル ビスポーク シュー)を設立 2010年01月 「古賀幸仁の手作り靴展」と題し、個展をギャラリー遊にて開催 2015年01月 ショップ兼工房としてリニューアルオープン
靴は歩くための道具として日常生活には欠かせないモノのひとつです。本当に自分に合った靴を履いている人は多いとは言えません。そもそも靴にとって一番大事なのは、その人の動きを妨げないことです。なので、革靴がその人の歩行を助ける必要があります。足に合わない靴を履き続けると、靴擦れをおこしたり、つまずいたり、そして歩行自体に支障がでて、体のバランスが崩れ、正常な歩き方ができず、疲れやすくなり、また姿勢が悪くなり膝や腰に負担をかけてしまいます。自分の足に合った靴を履くことは、健康のためにもとても大切なことです。最近では、予防医療の観点からも、足に合った靴を履いて、健康に歩くことが、何よりの運動と捉えられてきています。