
「吸い付くようなフィット感」
NIHILブランドの「吸い付くようなフィット感」を完成させる為には、欠かせない工程の一つに、
「試し履きによる度重なる修正」があります。
本制作と同じ革、同じデザイン、この試し履きを行います。
なぜなら、硬いある革、柔らかい革、革の厚みで、履き心地がものすごくかわります。
また、デザインでもヒモの有無、ステッチの位置でも履き心地がかわります。
まず先に左足の試し履きです。
チェックする箇所はおよそ15箇所あります。
つま先の余裕、VDの空き、底面踏み心地、内ふまずのそり具合(以下割愛)…。
と徹底的にチェックします。左足の試し履きの修正を行います。
後日、次は左右の足でチェックします。
最低30分は、履いて歩いてもらいます。
場合によっては、試し靴を持ち帰って1週間ほど履いてもらいます。
フィッティングは納得いくまで試し履きを行い、やっと本制作に入ります。
実のところ、試し靴と本制作で、「2足」創っています。
一切の妥協を許さない、
「徹底した採寸と木型の製造」「材料・材質のセレクト」「試し履きによる度重なる修正」
履く人ひとりひとりの「足の特徴に合わせた、デザインパターン」。
それと「経験に裏付けされた自信と覚悟」そして「技術」…。
この「吸い付くようなフィット感」は、履いた人にしか味わえない幸福があります。