その日に履く靴。
NIHILのビスポークシューズは、履く人の人生に似合う一足です。
足にピッタリと合うのは、最低条件で、本当にいい靴とは、
やっぱり、履きたくなる靴だと思ってます。
自分の足に合った一足が欲しいと、ご依頼をいただきました。
足のサイズが29cmで、既製品では対応していないのがほとんどです。
もしそのサイズがあったとしても、横幅(ワイズ)と甲の高さがあわず、大きすぎることが、
ほとんだったとの事です。しかも、左右の足でもサイズが変わりますので‥
冠婚葬祭などフォーマルな時に履く一足をご希望とのことでしたので、
エリザベス女王にでも会いに行ける正統的なフォーマルデザインをご提案しました。
なぜエリザベス女王の前に出ても恥ずかしくないほどのフォーマルなのかを、
打ち合わせの中で、愉しく会話しながら一緒に決めさせて頂きました。
フォーマルと言えば、黒色の革です!しかもきめの細かい仔牛のカーフです。
俗にボックスカーフと呼ばれる革は、この黒色のカーフをさします。
そして、キャップトゥ又は、ストレートチップというつま先に切り替えがあり、ウチバネ式(靴ひもを通し
ているところに重なりがない)です。
これこそが最もフォーマルなデザインです。
試し履きにより、度重なる修正をして、お気に入りの履きたくなる人生に似合う一足を創りあげます。
そして、その日に履く靴の、その日が近づいてきています。
なんだか、ワクワクしてきました。